まあ、なんという荒唐無稽さ、バカバカしさ・・・。
しかし、仲違いしていたアメリカ人3人兄弟が調子外れなインド列車の旅を通して癒され、絆を結び直すという要点は、違和感なくちゃんと伝わってきた。私も三人姉妹なので、兄弟姉妹ものって好きです。
美術に著しく手がかかっていて、列車の外装内装、お寺、トゥクトゥクなどの乗り物、3人兄弟やインド人の衣装、田舎の村の風景などすべてが、サイケデリックかつ温かい暖色系色調にまとめられている。食堂車の皿の絵まで全部手作りだったそうだ。てんでばらばらなのに統一感がある。音楽も力が抜けていて、ロック・インド音楽・シャンソンまで全くバラバラなのに全体的にすごくいい。(エンディング曲がなぜかオー・シャンゼリゼ。)インドに対する視線が優しいのもいい。
インドに行ってみたいね。