2011年5月18日水曜日

タシケント日記

珍しく朝もちゃんと起きられて、割と余裕を持って移動できて無事に飛行機に乗れた。
名古屋からの便の機内食はかなり残念な感じだったけど、仁川ではいつも、そんなにお腹が減っていなくてもつい韓国料理を口に入れたくなる、ということで食べたユッケジャンが辛くておいしかった。
ソウルからタシケントまでは7時間以上。けっこう遠い。
ソウルからの便で隣りに座った韓国人のビジネスマンおじさん(自動車関係)の話が面白くて、なかなか楽しいフライトだった。

飛行機で、席の前についているモニターに映る飛行経路のアニメーションを見ていて思った。いわゆる世界地図上の飛行経路のアニメと、飛行機が向かっていく前方方向のアニメとが交互に映るんだけど。
例えばタシケントに向かう際、北を上にした世界地図において、自分の乗ってる飛行機が西から東へ、つまり画面の右側から、目的地のある左側へと飛んでいくようなイメージを思い浮かべていた。
けど、実際は飛行機は、まだ見ぬ目的地に向かって、闇雲に前へ前へと飛んでいく。もし自分が操縦席にいたら、当然ながら目的地は遥か遠くにあって見えなくて、ただコンパスの指す方向に向かって飛んでいくんだよね。
ソウルからまず中国西方に向かい、北京を通りすぎて、だんだん砂漠が見えてきて、さらにテンシャン山脈の上を飛んで(これはちょっと見えた)、インドを左側にモンゴルを右側に見ながら、いつか雲の下にタシケントが見えるはず、って思いながら飛ぶわけだ。
それは勇気がいることだよね。
もちろん乗客からは片側しか見えないし、第一見えても雲の上だから今どこにいるかわからないし、そういうふうには感じられないけど。
飛行機ってほんとに何にも導かれないまま、勇気を出して飛んでいってるんだな~、って思ったらすごく不思議に思った。あたりまえのことだけど。
いつか行ってみたいと思ってるインドやバングラもあの視界の向こうにあって、通りすぎたんだよなー。

時差マイナス4時間だけどこの調子だと問題なく適応できそうです。。。